米女子ツアーでも白熱のタイトル争いが繰り広げられている。

　4試合のアジアシリーズを終えた同ツアーは米国大陸に戻り、現地時間8日からロレーナ・オチョア招待（メキシコ、グアダラハラCC）が開幕。ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のまま、惜しまれつつ引退したロレーナ・オチョア（メキシコ）がホステス役でありながらプレーすることでも注目を集めている。

　結婚、出産、子育て、チャリティ活動、ゴルフの普及などをライフワークにしているオチョアだが、今季は欧州女子ツアーでプレーするなど、衰えていないゴルフを披露している。それだけにファンには楽しみだが、その一方で現在タイトル争い真っ只中の選手たちにとってはそれどころではない。

　約218万ドル（約1億7,500万円）を獲得して賞金ランキング首位に立つインビー・パーク（韓）が圧倒的に有利かと思われていたが、2位で追走するステイシー・ルイス（米）が、先週のミズノクラシックで大逆転優勝。その差を約36万ドル（約2,900万円）に縮めており、優勝賞金15万ドル（約1,200万円）の今大会と、最終戦CMEグループ・タイトルホルダーズ（15?18日／米フロリダ州、ツインイーグルスGCイーグルC）に全力投球する。

　ポイント制のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手賞）のタイトルでは、ルイスがパークに58ポイント差で首位に立っており、こちらも目が離せない。

　日本勢ではただ一人宮里藍が出場。シーズンで唯一、日本が舞台のミズノクラシックを欠場してまで調子を整えて臨む今大会は、2010年単独6位、昨年4位タイと相性がいいだけに、今季3勝目を狙いたいところだ。