米チャンピオンズツアーのタイトル争いが白熱している。

　賞金ランキングトップ30だけが出場を許された同ツアー最終戦、チャールズ・シュワブカップ選手権第1ラウンド（現地時間1日／アリゾナ州、デザートマウンテンC）は、6アンダー64でプレーしたジェイ・ドン・ブレイク（米）が単独首位に立ち、ゲイリー・ホールバーグ（米）が1打差で追走。さらに1打差の3位タイでフレッド・カプルス（米）、ジェイ・ハース（米）ら4人がつけている。

　賞金王とチャールズ・シュワブカップ（年間王者）のタイトル争いの両方で首位に立っているベルンハルト・ランガー（独）は、1アンダー69で14位タイとまずまずの初日。チャールズ・シュワブカップポイントランク2位のトム・レーマン（米）が、2アンダー68の11位タイとランガーより上位にいる。さらに同ランク3位のロジャー・チャップマン（英）が、ランガーと同じ14位タイという状況だ。

　ランガーが圧倒的に有利な賞金王争いは、唯一逆転の可能性があるマイケル・アレン（米）が、やはりランガーと同じ14位タイにつけている。

　いずれもランガーが勝てば文句なしでダブルタイトル獲得なのは言うまでもないだけに、可能性は極めて高い。だが、最後まで勝負がわからないのがゴルフの面白いところ。シニアたちの戦いはまだまだ続く。