賞金王は誰の手に!? 国内シニアツアー最終戦
2012年10月31日(水)午後0:14
日本シニアツアー賞金王の座を巡る最後の戦いが幕を開ける。
先週行われた国内シニア最高峰、日本シニアオープンゴルフ選手権競技は、激戦の末にフランキー・ミノザ(フィリピン)の優勝で幕を閉じた。その余韻冷めやらぬ中、同ツアー今季最終戦の富士フィルムシニア選手権が11月1日にザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉県)で開幕する。
注目はもちろん賞金王争いだ。現在は尾崎直道が2,908万4,750円を稼いで賞金ランキング首位におり、1991年、99年のレギュラーツアーに続く賞金王タイトルを狙っている。達成すれば、飯合肇に次ぐ史上2人目のレギュラー&シニア両ツアー賞金王の偉業となるが、先週の優勝で同ランク2位に急浮上したミノザとの差は約580万円。今大会の優勝賞金は1,400万円とあって、ミノザの他にも同3位の高見和宏、同4位の室田淳までに逆転の可能性が残されている。
尾崎、ミノザの2人は勝てば文句なしの賞金王となるが、高見と室田に関しては、優勝しても他の選手の成績次第。それでも最後まで目が離せない戦いになるはずだ。
賞金王争いとは別にホストプロとして出場する70歳の青木功のエージシュート挑戦や、中嶋常幸、倉本昌弘、飯合肇ら日本の実力者たちの技にも注目。さらに、日本シニアオープンで優勝争いに顔を出したバリー・レーン(英)やディフェンディング・チャンピオンのデビッド・ラッセル(英)らのプレーぶりも楽しみだ。