石川、今田がそろって出遅れ… 首位はP.ハンソン
2014年5月16日(金)午前10:52
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米ツアー11試合連続優勝の記録を持つ伝説のゴルファー、バイロン・ネルソン氏の名前を冠にしたトーナメントに出場した石川遼、今田竜二の2人だが、初日は大きく出遅れてしまった。
米男子ツアーのHPバイロン・ネルソン選手権は現地時間15日、テキサス州のフォーシーズンズ・リゾートを舞台に第1ラウンドの競技を終了。5アンダー65でプレーしたピーター・ハンソン(スウェーデン)が単独首位に立ち、デビッド・デュバル(米)、マーク・リーシュマン(豪)、ティム・ウィルキンソン(ニュージーランド)の3人が1打差で追走。さらに1打遅れて前週のザ・プレーヤーズ選手権で優勝したマーティン・カイマー(独)ら8人が追う展開となっている。
そんな中、2人の日本勢は大苦戦を強いられた。ショットが定まらない石川はインスタートの12番でボギーが先行。13番パー3でグリーン奥からチップインバーディに成功したものの14番、15番で連続ボギー。18番パー5ではティーショットをフェアウェイ左の池に入れてボギー。前半を終えて3オーバーと出遅れてしまう。巻き返しを誓った後半は3番のバーディで流れが変わるかに見えたが、6番でまたしてもボギー。7番で再びバーディを奪い返したものの、8番パーで迎えた9番でボギーを叩き結局3オーバー73。首位と8打差の106位タイと予選通過も危ぶまれるスタートとなってしまった。
一方、限られた試合の中で結果を出したい今田竜二もショットが落ち着かない。6番、7番の連続ボギーでフロントナインを終えると後半は一進一退。それでも17番を終えて2バーディ、2ボギーと耐えたが、18番で池ポチャからダブルボギーを叩いて4オーバー74。130位タイでこちらも予選通過には第2ラウンドでの大きな巻き返しが必要だ。
その他の主な選手は、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、アーロン・バデリー(豪)が2アンダー68の13位タイ、ビジェイ・シン(フィジー)、マット・クーチャー(米)、ダスティン・ジョンソン(米)が1アンダー69の29位タイ。ジェイソン・ダフナー(米)、キーガン・ブラッドリー(米)、レティーフ・グーセン(南ア)のメジャー王者と、昨季の新人王で地元出身のジョーダン・スピース(米)がそろってイーブンパー70の45位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのベ・サンムン(韓)は石川と同じ106位タイと、連覇どころかカットラインが気になる初日となってしまった。