日本勢明暗 松山、暫定10位タイ好発進! 石川は出遅れ…
2014年1月31日(金)午前11:30
日本の二枚看板、松山英樹と石川遼の明暗が分かれた。
米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンは現地時間30日、アリゾナ州TPCスコッツデールを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、10人がホールアウトできず日没サスペンデッドとなった。
午後1時1分に10番から出た松山は12番、13番の連続バーディで波に乗る。14番こそボギーとしたが、すぐさま15番でバーディを奪い返して2アンダーで折り返す。後半に入っても、1番、3番、8番とバーディを重ねて5アンダー66。首位グループに2打差の暫定10位タイにつけた。昨年末から悩まされていた左手親指付け根の故障については、前日「痛みはない。大丈夫」と語っていたが、それを感じさせないどころか、初優勝も狙える好位置で初日の競技を終えている。
一方、ウェイティングから大会前日に出場が決まった石川は、午前7時39分と早い時間にスタート。2番でボギーが先行するも、3番から3連続バーディを奪取して2アンダーとする。勢いに乗るかに見えたが、6番で再びボギー。さらに11番でダブルボギーを叩いたときには、1オーバーまでスコアを落としてしまった。
それでも決してショットが悪いわけではなく、14番、15番で連続バーディ。17番もバーディとして再び2アンダーに戻した。ところが、18番パー4で痛恨のダブルボギーを叩いて結局イーブンパー71でホールアウト。首位グループとは7打差の暫定65位タイでこの日のプレーを終えた。フェアウェイキープ率71.43%、パーオン率72.22%とショットは決して悪くなく、パーオンした際の1ホールの平均パット数も1.538で全体9位タイだっただけに、もったいないラウンドとなってしまった。それでも、出入りの激しいゴルフながら忍耐強いプレーを続けた石川の2日目以降の追い上げに期待したい。
上位勢は、2012年マスターズ王者のブッバ・ワトソン(米)とY・E・ヤン(韓)が7アンダー64で回り暫定ながら首位タイ。ハリス・イングリッシュ(米)、ケビン・スタドラー(米)ら7人が1打差の暫定3位タイにつけている。松山と同じ暫定10位タイには、ハンター・メイハン(米)、キーガン・ブラッドリー(米)ら8人が並ぶ混戦模様で、ツアーで最もギャラリーが集まる大会は、さらに盛り上がる気配となっている。