石川25位タイ、今田44人抜きで予選突破!
2014年3月8日(土)午前10:04
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石川遼が勝負どころで3ホール連続バーディを奪って順位を上げれば、今田竜二も44人をごぼう抜きして決勝ラウンド進出を決めた。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第2戦、WGC-キャデラック選手権と同週開催の米男子ツアー、プエルトリコ・オープンは現地時間7日、プエルトリコのトランプインターナショナルGC-プエルトリコを舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位と4打差の32位タイからスタートした石川は序盤から快調にスコアを伸ばし、前半を4バーディ、1ボギーの3アンダー33で折り返す。ところが後半に入るとショットとパットが噛み合ず14番までに3つボギーを叩いて前半の貯金をすべて吐き出してしまう。
再びエンジンがかかったのは13番、14番で連続ボギーを叩いた直後のこと。勝負どころの15番から3連続バーディを奪って再びリーダーボードを駆け上がり3アンダー69でホールアウト。この日9アンダー63と爆発し通算12アンダー単独トップに躍り出たジェームス・ドリスコル(米)に7打差と水を開けられたが、通算5アンダー25位タイに順位を上げ、4試合ぶりに決勝ラウンド進出を果たした。
今大会は一昨年単独2位に食い込んだ相性の良い大会。「集中出来ている」という本人の言葉通り、前週までとは違い要所でパットが決まっている。残り2日、さらに集中力を高めて上位進出を目指したい。
一方、シード奪還に向け厳しい戦いに挑んでいる今田は2番からの3連続バーディで波に乗ると7バーディ(2ボギー)を量産して5アンダー67の好スコアをマーク。通算4アンダーとして、初日の77位タイから33位タイに浮上し余裕で予選をクリアした。シード復帰を目指す今田にとっては1試合1試合が勝負。少しでも順位を上げフェデックスカップのポイントを上積みしたいところだ。
上位陣は首位のドリスコルに1打差の単独2位にチェッソン・ハドリー(米)。通算10アンダー単独3位にエリック・アックスレイ(米)がつけ、通算9アンダー4位タイに石川世代のダニー・リー(ニュージーランド)の他、ジョナサン・バード(米)らがつけている。
また、この日8アンダー64をマークしたベテランのデビッド・トムズ(米)が通算8アンダーで初日の61位タイから8位タイに急浮上した。