海外男子

P.ミケルソン22位タイ！　E.エルスは低迷

2009年8月8日（土）午後1:30

　スペインの新鋭アルバロ・クイロスが5アンダー65と爆発し52位タイから一気に7位タイに浮上したこの日、ビッグネームは苦戦を強いられた。

　米男子ツアーのWGC-ブリヂストン招待（オハイオ州アクロン、ファイアーストーンCC）は現地時間7日に第2ラウンドの競技を行った。難コンディションに全体のスコアが伸び悩む中、タイガー・ウッズ（米）はアンダーパーをマーク出来ずに通算2アンダーで13位タイ。約1か月半ぶりにツアー復帰のフィル・ミケルソン（米）も1アンダー69止まりで通算1アンダー22位タイとエンジン全開というわけには行かなかった。

　乳がんで闘病中の妻エイミーさんのサポート役に徹するため、全米オープンで2位タイに入って以来の登場となるミケルソン。スタート直後の2番パー5で残り250ヤード近いセカンドショットを豪快にグリーンに乗せてイーグル奪取に成功した。ギャラリーを大いに沸かせたがハイライトはそのホールだけ。あとはバーディを1つしか獲れず、ボギーを2つ叩いて1アンダー69でホールアウトした。

　苦戦しているのは2人だけではない。初日8位タイとまずまずの滑り出しだったセルヒオ・ガルシア（スペイン）はこの日スコアを2つ落とし、通算イーブンパー25位タイに後退。同じく8位タイからスタートした話題の19歳ダニー・リー（ニュージーランド）は2バーディ、5ボギーの3オーバー73と崩れ、通算1オーバーで36位タイまで順位を下げた。「今日は良いところが1つもなかった」と言うイアン・ポルター（英）は第1ラウンドの5位タイから36位タイへ急降下。

　ミケルソンと同組で回ったアーニー・エルス（南ア）は2日連続オーバーパー（71-72）で通算3オーバー。ビジェイ・シン（フィジー）らとともに54位タイに低迷している。週末、深いラフと下が硬さを増し牙を剥いたコースを攻略するにはタイガーが話すように「忍耐力」が必要になりそうだ。