石川遼が韓国で地元の強豪たちと激突する。

　石川は今週の国内男子ツアー、ブリヂストンオープンゴルフトーナメント（18?21日／千葉県、袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース）を欠場。代わりに隣国へ飛んでコロン韓国オープン（現地時間18?21日／韓国、ウージョンヒルズCC）に参戦。昨年の日本ツアーで賞金王争いを演じた相手で、タイトルを獲得したベ・サンムン（韓）や2009年全米プロゴルフ選手権王者のY・E・ヤン（韓）ら、日本を経て米ツアーで活躍する面々と激突する。

　目玉選手の一人として大会2日前の記者会見に出席した石川だったが、会見後に練習ラウンドへと向かう途中に渋滞につかまり、通常1時間ほどの距離を約2時間かけて到着。おかげでこの日はコースを回れないという事態に陥ったが、それでもさらりと受け流すのは不測の事態が多い海外経験が増えたからこそだ。

　今季はメジャーだけでなく、米ツアーでのプレーを増やして実績を積んで賞金を稼ぎ、来季の出場権をほぼ確定させているだけに、視野の広さを身に着けることは何より大切。そんな石川の米ツアー参戦について、ヤンとベ・サンムンが声をそろえて太鼓判を押しているだけに、今からその姿が楽しみだ。

　2009年には絶好調で出場しながら、グリーン上で苦戦して15位に終わった今大会。リベンジと同時に2010年の日本ツアー、三井住友VISA太平洋マスターズ以来味わっていない勝利の美酒に酔いたいところだ。

　ディフェンディング・チャンピオンのリッキー・ファウラー（米）は欠場するが、やはり米ツアーで活躍中のノ・スンヨル（韓）も出場。予選ラウンドでは石川と直接対決する。