平塚が単独首位! 池田16位タイ浮上、石川は53位タイで予選通過
2012年10月12日(金)午後7:29
沖縄返還40周年を記念して、史上初めて沖縄県で開催されている国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権競技は12日、那覇ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日首位に1打差の6位タイからスタートした平塚哲二が1アンダー70で回り、通算1オーバーで単独トップに浮上した。前週優勝の池田勇太は通算8オーバー16位タイに浮上、石川遼は通算12オーバー53位タイで辛くも予選通過している。
前日に続き各選手が狭いフェアウェイと強風、さらに降雨に苦しめられた大会2日目。ほとんどのプレーヤーがスコアを落とす中、平塚は粘りのゴルフでスコアを伸ばした。前半こそ3バーディ、3ボギーで回りイーブンパーとしたが、後半出だしの2ホールで連続バーディを奪取。終盤に連続ボギーを叩き再びイーブンパーとなるも、17番パー3でバーディを奪い1アンダー70でホールアウトした。通算1オーバーで後続に3打差をつけ、単独首位で決勝ラウンドを迎えることとなった。
またこの日、平塚以外にスコアを伸ばした選手がもう一人いた。それは地元沖縄出身の宮里優作だ。10番スタートの序盤こそボギーを2つ重ねただが、15番、16番で連続バーディを奪いイーブンパーで折り返すと、後半は2バーディ、ノーボギーで回り、第2ラウンドのベストスコアとなる2アンダー69をマークした。通算5オーバーは首位から4打差と、地元でのツアー初優勝に向け好ポジションにつけている。
さらに、前週史上最年少のツアー10勝目を挙げた池田も順位を上げた。前半は1バーディ、2ボギー、後半は2バーディ、2ボギーで回り1オーバー72。大きく崩れずスコアをまとめることができたため、通算8オーバーで前日の46位タイから16位タイに急浮上した。
その他上位陣は、首位に3打差の単独2位に小田孔明、さらに1打差の3位タイに宮里(優作)、AONのひとり中嶋常幸、藤田寛之らがつけ、通算6オーバー8位タイに呉阿順(中)、ジュビック・パグンサン(フィリピン)が続いている。ルーキーの藤本佳則は通算9オーバー24位タイ、アマチュアの松山英樹、谷口徹は通算11オーバー41位タイ。石川は4つスコアを落とし、通算12オーバー53位タイで辛うじて予選通過を果たした。
一方で、片山晋呉がカットラインに1打及ばず通算14オーバー63位タイで、AONの青木功、尾崎将司は揃って通算18オーバー90位タイで予選落ちを喫した。