初日は全選手オーバーパー 藤田9位タイ 池田、石川は出遅れ
2012年10月11日(木)午後8:08
沖縄返還40周年を記念して、史上初めて沖縄県で開催される国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権競技が11日、那覇ゴルフ倶楽部を舞台に開幕。強風吹き荒れる中で行われたこの日、1オーバー72で回った佐藤信人、ジェイ・チョイ(米)、S・K・ホ(韓)、黄重坤(韓)、ブラッド・ケネディ(豪)の5人が首位タイで並んだ。前週優勝の池田勇太は7オーバー78で46位タイ、石川遼は8オーバー79で67位タイと大きく出遅れている。
狭いフェアウェイと強風のため各選手スコアメイクに苦しんだ初日。アンダーパー不在の荒れた展開となったが、その中でも賞金ランキング首位の藤田寛之はまずまずのスタートを切った。出だしの10番でバーディを先行させると、その後は粘りのゴルフでパーセーブを続け、18番でボギー。イーブンパーで折り返した後半は1バーディ、4ボギーで3つスコアを落とすも3オーバー74でラウンドし、ルーキーの藤本佳則、久保谷健一らと並び9位タイと好位置につけた。
先週、前哨戦のキヤノンオープンで史上最年少のツアー10勝目を挙げた池田は他のプレーヤー同様苦戦を強いられた。インスタートの出だしこそ幸先の良くバーディ発進を切るも、13番からの6ホールで4ボギー、2ダブルボギーと失速。7オーバーで折り返した後半は、2バーディ、2ボギーとスコアをまとめたが前半の乱調が響き、アマチュアの松山英樹、地元出身の宮里聖志、宮里優作らと共に46位タイと出遅れた。
また、2年ぶりの優勝を狙う石川も苦しい初日となった。前週4位タイに入り調子を取り戻しつつあったが、この日は思うようなゴルフが出来ず、バーディを奪ったのは後半出だしの10番のみ。1バーディ、7ボギー、1ダブルボギーの8オーバー79でAONのひとり青木功、薗田峻輔らと並ぶ67位タイから巻き返しを狙う。
その他上位陣は、首位と1打差の6位タイに小田孔明、平塚哲二、AONのひとり中嶋常幸の3人がつけ、4オーバー75で回った倉本昌弘が16位タイ、5オーバー76の21位タイに室田淳、尾崎直道、片山晋呉らがつけベテラン勢の健闘が光った。