池田が節目のツアー10勝目へ王手! 石川イーグル奪取で2位タイ浮上
2012年10月6日(土)午後5:28
国内男子ツアーのキヤノンオープンは6日、神奈川県の戸塚カントリー倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技が行われ、この日4つスコアを伸ばした池田勇太が通算14アンダーで単独首位をキープ。また、前日6位タイの石川遼が6アンダー66の好スコアをマークし首位と2打差の2位タイに浮上している。
初日、2日目と首位の座を守ったまま決勝ラウンドを迎えた池田。1番、2番の連続バーディ奪取で絶好の滑り出しを見せると、5番、9番でもバーディを奪い前半を4アンダーで折り返す。後半こそスコアを伸ばせなかったが、前日に続き4アンダー68でフィニッシュ。ここ数戦、優勝に手をかけながらあと一歩のところで逃し続けてきた池田が、昨年のサン・クロレラ クラシック以来となる節目のツアー10勝目に向けて、通算14アンダーと後続に2打差をつけて最終日を迎える。
一方、約2年ぶりのツアー優勝を狙う石川は、ムービングデーとなったこの日に大爆発。前半こそ2バーディにとどまったが、後半の12番をバーディとすると迎えた13番パー5でイーグルを奪取。その後もバーディを1つ積み重ね6アンダー66を叩き出した石川が、通算12アンダーで手嶋多一、黄重坤(韓)と並ぶ2位タイへ浮上した。
その他の上位陣は、ザ・プレジデンツカップの副主将に選出されたばかりの丸山茂樹が通算10アンダーで、前日の2位タイから武藤俊憲と並ぶ5位タイに後退。丸山と同じくこの日2位タイスタートの上平栄道が通算9アンダー単独7位、通算8アンダー8位タイに藤田寛之、ブラッド・ケネディ(豪)の2人がつけている。
また、この日5アンダー67をマークしたルーキーの藤本佳則が、通算5アンダーとして前日の43位タイから18位タイに急浮上。前日ギリギリで予選を通過したディフェンディング・チャンピオンの久保谷健一は、思うようにスコアを伸ばせず通算1アンダー48位タイに低迷している。