復活の気配漂う片山晋呉が、米国時間1日発表の最新世界ランキングで34人抜きを演じて見せた。

　国内男子ツアー、コカ・コーラ東海クラシックで、H・W・リュー（韓）にプレーオフで敗れ、4年ぶりのツアー通算27勝目を逃した片山だが、おかげでランキング195位から161位に躍進。メジャー出場のかかるトップ50入りに大きく近づいた。

　片山を撃破して国内男子ツアー初優勝を飾ったリューは、324位から195位にジャンプアップ。31歳の遅れてきた新星は、さらに上位をうかがっている。

　同大会単独3位の金庚泰（韓）が、71位から67位にジワリと順位を上げたが、石川遼は6位タイと久々にいいところを見せながらも85位から89位に後退。日本勢最高位の藤田寛之も同大会24位タイと平凡な成績で、67位から69位へと順位を落としている。

　欧米決戦ライダーカップが行われていたため、欧米両ツアーとも試合がなく、1位ローリー・マキロイ（北アイルランド）、2位タイガー・ウッズ（米）、3位ルーク・ドナルド（英）、4位リー・ウェストウッド（英）、5位ジャスティン・ローズ（英）の上位陣に変動はない。

　米男子ツアー、フェデックスカップ年間王者のブラント・スネデカー（米）が、10位から9位へと順位を上げ、これに伴いジェイソン・ダフナー（米）が、9位から10位に後退している。