45歳のジェームス・キングストン（南ア）が、3打差以内に31人がひしめく激戦を引っ張っている。

　欧州ツアーのポルトガル・マスターズ第1ラウンド（現地時間13日／ポルトガル、オセアニコ・ビクトリアGC）で、9バーディ、1ボギーの8アンダー64で回り、後続に1打差をつけて単独首位に立ったキングストン。同ツアー2勝のベテランだが、現在の賞金ランキングは67位。トップ60位までが出場できる今季最終戦ドバイ世界選手権（現地時間12月8?11日／UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ）の出場権にはまだ手が届いていないだけに、上位に食い込みたい。「いいプレーができた。ここ2週間はいいゴルフができていたのに、1打差で予選落ちしていたから」と、頬を紅潮させて週末への意欲を口にした。

　1打差の2位タイで追いかけるのは、トーマス・ビヨーン（デンマーク）、ギャラス・メイビン（北アイルランド）、ベルント・ウィースバーガー（オーストリア）、サイモン・カーン（英）、リース・デービス（ウェールズ）の5人。さらに1打差の7位タイにロス・フィッシャー（英）、ピーター・ハンソン（スウェーデン）ら9人がつけている。

　また、世界ランク6位で同ツアー賞金ランク5位のマーティン・カイマー（独）は、5アンダー67でラウンド。スランプに苦しむメジャー3勝のパドレイ・ハリントン（アイルランド）、フランセスコ・モリナリ（伊）、コリン・モンゴメリー（スコットランド）らと並んで16位タイとまずまずのスタートを切っている。