その他
英国かアイルランドか!? 悩むR.マキロイ
2012年9月11日(火)午前11:43
ローリー・マキロイ(北アイルランド)が揺れている。
米男子ツアーのプレーオフシリーズで2連勝し、世界ランクNo.1であるだけでなくフェデックスカップ年間王者にも最も近い位置にいるマキロイが悩んでいるのは、ゴルフが正式競技として復活する4年後2016年のリオデジャネイロ五輪のことだ。
アイルランドは、宗教も絡む様々な政治的な問題を経て、アイルランド共和国と、英国統治下の北アイルランドとに別れているのが現状だ。1960年代から近年まで北アイルランド紛争もあったが、現在は比較的安定した状態にある。
北アイルランド出身のマキロイは、英国としてもアイルランドとしても五輪に出場できることになっている。マキロイが強くなればなるほど、どちらもマキロイが欲しいということになり、その悩みは深い。そのため「自分の気持ちはいつも英国とアイルランドの両方にあるのが事実だ」と語っており困惑を隠せない。
「どちらからも大きなサポートを受けているのでとても感謝している。国際的なスポーツマンとして米国も含めた世界中の人に応援してもらえて、とてもラッキーです。国籍なんてどうでもいいんだ。これがスポーツ」と本音を吐いたマキロイ。余計なことに心を惑わされることなくプレーを続けて欲しいが、決断しないわけにもいかず頭を抱えている。