宮里美香が米女子ツアー2勝目に向けて好発進を切った。

　同ツアー、キングスミル選手権第1ラウンド（現地時間6日／バージニア州、キングスミル・リゾート リバーC）は途中、悪天候のために中断した影響で、33人がホールアウトできずに日没サスペンデッドとなった。そんな中、9アンダー62を叩き出した申智愛（韓／18ホール終了）が暫定ながら単独首位に立ったが、美香はこれに4打差の暫定7位タイにつけた。

　パー3以外すべてのホールでフェアウェイをとらえ、18ホール中14ホールでパーオンさせる絶好調のショット。前半のバーディは14番の1つだけだったが忍耐強くプレーを続け、その甲斐あって後半に4つのバーディを奪って5アンダー66でホールアウトした。

　一方、宮里藍もまずまずのプレーを見せた。前半だけで4つのバーディを奪い4アンダーで折り返しながら、後半は出入りの激しいゴルフで結局スコアを伸ばしきれずに7バーディ、3ボギー。4アンダー67でフィニッシュして申とは5打差ながら、レクシー・トンプソン（米／18ホール終了）らと並ぶ暫定11位タイにつけた。

　他の日本勢は、片平光紀（18ホール終了）が3アンダー68で回り暫定25位タイと上位が狙える位置につけた。対照的に、上田桃子（18ホール終了）は2オーバー73で暫定112位タイ、金子絢香は2オーバーで14ホールを終え、同じく暫定112位タイと出遅れた。

　その他上位陣は、16ホールを終えて申に2打差の暫定単独2位にデウィ・クレア・シュリーフェル（オランダ）がつけ、マリア・ヨース（スウェーデン／18ホール終了）、ポーラ・クリーマー（米／18ホール終了）、アザハラ・ムニョス（スペイン／18ホール終了）らが6アンダー65をマークし暫定3位タイ。一方で、このコースを得意とするクリスティー・カー（米／18ホール終了）は1オーバー72で暫定93位タイと出遅れている。