終盤戦に突入した米女子ツアーが熱い。

　3年ぶりにキングスミル・リゾート リバーC（バージニア州）を舞台に行われるキングスミル選手権が現地時間6日に開幕。かつては5月に同コースでトーナメントが行われていたが、秋に移って装いも新たに開催される。

　日本勢はエース宮里藍、初優勝から間もない宮里美香、米本土での初優勝を狙う上田桃子、金子絢香、片平光紀の5人が参戦。現在、賞金ランキング4位で、終盤の追い上げを狙う藍、シーズン中に更なる勝ち星を重ねたい美香、しっかりと結果を残したい上田らはそれぞれの目標に向かってまい進する。

　また、金子、片平の2人はいずれも出場できる限られたチャンスを少しでも生かすべく、必死の戦いを挑む。

　過去、7回ツアー競技を開催している同コースだが、ここで強いのはクリスティー・カー（米）だ。2005年、2009年と2度優勝しており、自信を持ってコースに挑む。全米女子オープン優勝経験もある実力者だが、今季は未勝利。2度の4位タイがベストフィニッシュと不本意な成績であるだけに、そろそろ勝利に飢えている。予選ラウンドでは藍、ステイシー・ルイス（米）と一緒にプレーすることが決まっており、お互い刺激しあいながらのプレーとなるに違いない。

　その他にレクシー・トンプソン（米）、ポーラ・クリーマー（米）、ミッシェル・ウィー（米）らも参戦。2週前には15歳のアマチュア、リディア・コ（ニュージーランド）に優勝をさらわれプライドを傷つけられた面々が、その鬱憤を今大会で晴らそうと全力でプレーする。