“準メジャー”初出場のロベルト・カストロ（米）がコースレコードタイを叩き出し、単独首位に立った。

　実力者たちが勢ぞろいする米男子ツアーのフラッグシップ大会、ザ・プレーヤーズ選手権は現地時間9日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に開幕。世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ（米）やNo.2のローリー・マキロイ（北アイルランド）らが好プレーを見せるのを尻目に、大会初出場の27歳カストロが9アンダー63をマークして後続に3打差をつけた。

　1992年にフレッド・カプルス（米）が塗り替え、2年後にグレッグ・ノーマン（豪）がこれに並んだビッグスコア。この日10番からスタートしたカストロは、大ギャラリーが取り巻く名物アイランドグリーンがある17番パー3であと少しでホールインワンというスーパーショットを披露。なんなくバーディを奪い、18番でもピンそばに寄せてバーディを奪取した。5アンダー31で折り返した後半は、2番パー5では2オンに成功し1.2メートルのパットを決めてイーグル奪取。その後2つのバーディを重ねてリーダーボードの最上段を射止めた。

「ずっとアグレッシブさをキープすることを心がけ、毎ホールでバーディを狙った」と笑いが止まらないカストロ。歴史に残るコースレコードタイで最高のスタートを切り、初出場初Vへと突っ走ろうとしている。

　3打差の2位タイにマキロイとザック・ジョンソン（米）、さらに1打差の4位タイにはタイガー、ウェブ・シンプソン（米）、スティーブ・ストリッカー（米）らがつけている。