“元祖天才少女”ミッシェル・ウィー（米）が親友のクリスティーナ・キム（米）の恋人をキャディに採用して、今季の米女子ツアーを戦っている。

　キムの恋人ダンカン・フレンチはかつて欧州ツアーでもバッグを担いできた。だが、現在は米ツアーに転向。彼女のキャディをしたこともある。キムとウィーは公私ともに仲が良く、フレンチはウィーとも自然に親しくなった。昨年末にウィーがキャディのブレンダン・ウーリーとの雇用関係を解消したことを聞き、ウィーのキャディとなったという。

　キャディと選手が恋に落ちるのは米ツアーでは珍しい話ではない。結婚するケースもあるが、問題は恋人や妻のバッグを担ぐ場合、賞金が稼げなければ2人揃って困窮してしまう点にある。他の稼げる選手のバッグを担げば別々にお金を稼げる。そんな事情もあり「彼女（キム）もサポートしてくれているよ」とフレンチは語っている。

　仕事はきっちりこなしつつ、同じ米ツアーを転戦するキムとフレンチ。ウィーはその間に割って入った形だが、これで成績さえ上がれば問題はない。女子ツアーならではの人間模様を繰り広げながら、今年もツアーは盛り上がりをみせている。