インビー・パーク（韓）が最高の夏を謳歌している。

　前週の米女子ツアー、CNカナディアン女子オープンでは15歳のリディア・コ（ニュージーランド）が優勝を飾り大きな話題となったが、3打差の単独2位に食い込んだのがパークだった。アマチュアが優勝したため2位のパークが優勝賞金30万ドル（約2,400万円）を獲得し一躍マネーレースのトップに浮上。賞金女王候補に名乗りをあげた。

　6月のウェグマンズLPGA選手権で9位タイに入って以来、出場8試合連続トップ10入りと目下、絶好調のパーク。高額賞金トーナメントのエビアン・マスターズで優勝して以降は、3位タイ、2位タイ、単独2位とトップ3を外さない安定ぶりだ。

　本人は「先のことは考えず1週間ずつ精一杯やっているだけです。思った以上にうまくいっていますね」と無欲での好成績を強調する。今季は日本でも5月の国内女子ツアー、フンドーキンレディースで優勝しており、米ツアー平均パット数No.1の実力をいかんなく発揮している格好だ。

　どうやら来るべき今季メジャー最終戦の全英リコー女子オープン（現地時間13?16日／英国、ロイヤル・リバプールGC）でもパークが優勝候補のひとりであることは間違いなさそうだ。