J.D.ブレイクがプレーオフ制し今季初勝利! M.オメーラV逸
2012年8月27日(月)午前10:50
米チャンピオンズツアーのボーイング・クラシック(ワシントン州、TPCスノクアルミーリッジ)は現地時間26日、最終ラウンドの競技を行い、通算10アンダーで並んだジェイ・ドン・ブレイク(米)とマーク・オメーラ(米)によるプレーオフにもつれ込んだ結果、ブレイクが昨季ツアー最終戦のチャールズ・シュワブカップ選手権以来となる優勝を飾った。
ともに首位に3打差の3位タイからスタートしたブレイクとオメーラ。前半3つのバーディを奪ったオメーラが先手を取ったが、後半に入った直後の11番パー4で痛恨のダブルボギーを叩いて後退、ブレイクに流れが傾いたかに思われた。しかし13番でブレイクがボギーを叩いて一進一退の攻防に拍車がかかり、最後はともに18番パー5でバーディを奪って4アンダー68でホールアウトし決着はプレーオフへ。
1ホール目はパーで分け合い迎えたサドンデス2ホール目。パー5の18番でバーディを奪ったブレイクが2年ぶりの優勝を目指したオメーラを一蹴し、うれしいツアー通算3勝目を飾った。今シーズンは開幕戦で単独2位に食い込んだがトップ10入りはここまで3回だけ。二桁(順位)フィニッシュが続いていただけに喜びもひとしお。勝負どころでのクラッチパットが決まったことが勝因だった。
プレーオフを行った2人に1打差の単独3位にウィリー・ウッド(米)が入り、この日5アンダー67の好スコアをマークしたマイケル・アレン(米)が通算8アンダーで前日の17位タイから4位タイにジャンプアップ。現在賞金ランクは、通算5アンダー11位タイでフィニッシュしたベルンハルト・ランガー(独)に次いで2位。初日の出遅れを2日目以降挽回した勢いに乗り、残り5試合でアレンは逆転での初の賞金王を目指す。
またアレンと同じ4位タイにはディフェンディング・チャンピオンのマーク・カルカベッキア(米)が入っている。尚、前日トーナメントをリードした64歳のトム・ジェンキンス(米)は最終日に6つスコアを落とし、通算3アンダー21位タイで3日間の競技を終了した。