欧州男子
苦労人S.ソーントン「父に捧げる」涙の初V!
2013年6月17日(月)午前8:29
プレーオフを勝ち抜いたサイモン・ソーントン(アイルランド)が涙のツアー初優勝を飾った。
全米オープンと同週開催の欧州ツアー、オープン ナジェッティ・ホテル&ゴルフ(仏、セントオメールGC)は現地時間16日、最終ラウンドの競技を終了。ともに1アンダー70で回り通算5アンダーで並んだソーントンとテジャート・ヴァンダーウォルト(南ア)がプレーオフを戦い、1ホール目でバンカーからパーセーブに失敗したヴァンダーウォルトに対し、10メートルをオーケーの距離に寄せパーをセーブしたソーントンが初の栄冠に輝いた。
「自分にとってはもの凄く価値のある1勝」とロイヤルカントリーダウンGCのアシスタントプロを経てツアープロに転向した叩き上げの苦労人。「今日は決して良いプレーが出来たわけじゃないけれど、肝心なところではパットが入ってくれた。父の日に勝てたなんて……。3年前亡くなっているけれど、今も彼は僕の胸の中にいる。この勝利を父に捧げたい」とソーントンは感情を爆発させ涙を見せた。
誰が勝ってもおかしくない混戦模様の中、1打差の単独3位に入ったのはセベ・ベンソン(英)。通算2アンダー単独4位にはロバート・ディンウィディ(英)が食い込んでいる。