2004年、05年に大会連覇を達成しているボーン・テイラー（米）が、得意の舞台で単独トップに浮上した。

　WGC-ブリヂストン招待と同週開催の米男子ツアー、リノ・タホ・オープン（ネバダ州、モントリューG＆CC）は現地時間5日、第2ラウンドの競技を終了。初日13位タイにつけたテイラーが1イーグル、4バーディの6アンダー66をマークし、通算9アンダーまでスコアを伸ばして06年大会の覇者ウィル・マッケンジー（米）に1打差をつけトーナメントをリードした。

　出だしの1番でバンカーからチップインバーディ、続く2番でロングパットを沈めて連続バーディを奪ったテイラーは「中盤少しもたついたけれど、とても良いゴルフが出来た」とノーボギーのラウンドを振り返った。後半の13番パー5では「風が吹いてクラブ選択に迷った」と言いながらセカンドショットを5番アイアンでピンそばにつけて楽々イーグル奪取に成功。「良い流れをつかんで週末を迎えることが出来た」と声を弾ませた。

　2000年代半ばにこの大会で連覇を達成したものの、その後勝ち星に恵まれず、今季は5月以降の出場10試合中7度の予選落ちを喫するなど苦しい戦いが続いている。それだけに、相性抜群のコースで完全復活といきたいところだ。

　その他上位は通算7アンダー3位タイに初日のトーナメントリーダー、ニック・オーハン（豪）、スティーブ・フレッシュ（米）、ハンター・ハース（米）の3人。通算6アンダー6位タイにこの日67をマークしたノタ・ビゲイIII（米）、『65』と爆発したスティーブ・エルキントン（豪）らが並んでいる。

　尚、今大会に日本勢は出場していない。