B.ランフォード、2週連続V達成! 16歳のD.ゼチェンも健闘
2013年5月6日(月)午前10:58
欧州ツアーのアジアシリーズでブレット・ランフォード(豪)が2連勝を飾った。
欧州、ワンアジア両ツアー共催のボルボ中国オープン(中国、ビンハイレイクGC)は現地時間5日、最終ラウンドの競技を終了。単独トップからスタートしたランフォードが4日連続となる60台(4アンダー68)をマークし後続に4打差をつけ圧勝した。
前週韓国で行われたバランタインズ選手権ではプレーオフ1ホール目に劇的イーグルを決めて6年ぶりの優勝を飾ったランフォード。久々の勝利に興奮さめやらず、ほぼぶっつけ本番で挑んだ今大会。心身ともに疲労が限界に達しながら、最終日も14番までに6バーディを奪う余裕のゴルフを披露。上がり4ホールで2つのボギーを叩いたが、他を圧倒して通算16アンダーで逃げ切り2連勝を達成した。
「先週からの一連の出来事を考えると言葉がない。信じられなくて、今は頭が真っ白だ」と感激をあらわにした35歳のランフォード。レース・トゥ・ドバイと呼ばれる欧州男子ツアーの賞金ランクで2週間前まで138位だったが、この勝利で遂にセルヒオ・ガルシア(スペイン)やアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)を抜き、トップに躍り出た。
チャージが期待されたミッコ・イロネン(フィンランド)は後半崩れ1アンダー71止まり。通算12アンダー単独2位に終わり、6年ぶりの優勝はお預けとなった。その他通算11アンダー単独3位にビクトル・ドゥブイソン(仏)、通算10アンダー単独4位にロバート-ジャン・ダークセン(オランダ)が入っている。
また注目の16歳ドウ・ゼチェン(中)は2バーディ、3ボギーの1オーバー73とスコアを落としたが通算1アンダーはディフェンディング・チャンピオンのブランデン・グレイス(南ア)らと並び34位タイで終戦。上位進出はならなかったものの、欧州ツアー史上7番目の年少予選突破を果たした上、地元勢では最高位の健闘ぶりにギャラリーから温かい声援を浴びていた。
尚、日本勢は谷昭範ひとりが出場していたが予選で姿を消している。