女子ゴルフの今季メジャー最終戦、全英リコー女子オープン（現地時間9月13?16日／英国、ロイヤル・リバプールGC）に国内女子ツアーから参戦する選手がようやく決定した。

　他のカテゴリーでの出場権を保持していない7月30日時点の同ツアー賞金ランキング上位5人の選手が、全英女子への切符を手にすることができ、例年トッププレーヤーたちが挑戦してきた。

　ところが今年はロンドン五輪開催の影響で日程が大きく変更にされたため、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯（9月6?9日／滋賀県、タラオカントリークラブ 西コース）、日本女子オープンゴルフ選手権競技（9月27?30日／神奈川県、横浜カントリークラブ 西コース）の国内公式戦に挟まれる日程という変則開催のため、出場を回避する選手が続出。それに伴いどんどんランキングが下の選手に繰り下がり、なかなか出場選手が決まらなかった。

　ランキング決定から半月経って決まったのは、若林舞衣子（7月30日時点の賞金ランク14位）、大江香織（同17位）、木戸愛（同18位）、一ノ瀬優希（同20位）、原江里菜（同22位）の5人。若林は西陣レディスクラシック、大江はフジサンケイレディスクラシック、木戸はサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントでそれぞれ優勝。一ノ瀬、原は優勝こそないが、好調さを維持しており千載一遇のチャンスを生かそうと燃えている。

　もちろん、米女子ツアーで活躍中の宮里藍、宮里美香、上田桃子の3人も出場。日本女子2人目のメジャー優勝に向けて意欲を燃やす。