B.ランフォード2週連続V王手! 地元勢最上位は16歳
2013年5月5日(日)午前10:49
ブレット・ランフォード(豪)がアジアを舞台に行われている欧州ツアーで2週連続優勝に王手をかけた。
欧州、ワンアジア両ツアー共催のボルボ中国オープン(中国、ビンハイレイクGC)は現地時間4日、第3ラウンドの競技を終了。前週韓国で行われたバランタインズ選手権で6年ぶりに欧州ツアー優勝を飾ったランフォードが、ノーボギーの安定したゴルフで3アンダー69をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばし前日のトーナメントリーダー、ミッコ・イロネン(フィンランド)に1打差をつけ単独トップに浮上した。
通算10アンダー単独3位にパブロ・ララサバル(スペイン)がつけ、通算9アンダー単独4位にキラデク・アフィバーンラト(タイ)。ムービングデーに4アンダー68の好スコアをマークしたトーマス・ビヨーン(デンマーク)が通算5アンダーで前日の47位タイから10位タイにジャンプアップした。
2週連続V目前のランフォードは「タフな1日だった。肉体的には限界に近いけれど、それを精神面でカバーしながらよく我慢出来た。風が吹いているので下が乾いて球が止まりにくく、益々正確性が要求されるコンディション。明日もタフな1日になるだろう」と最終日に思いを馳せる。
一方、単独2位後退したものの1打差で追いかけるイロネンは「明日は良い勝負になりそうだ。ランフォードは絶好調だし特にグリーン上で自信に溢れている。勝つためには余程良いプレーをしなければ…」と、6年ぶりの勝利に向けて気を引き締めた。
ところで大会前話題をさらった12歳のイェ・ワーチェン(中)が予選で姿を消した今、地元のファンの関心は予選を勝ち上がって出場権を得た16歳のドウ・ゼチェン(中)に集中している。そのドウは前半4連続ボギーを叩いたが後半持ち直し、5バーディ、5ボギーのイーブンパー72にスコアをまとめ、通算2アンダーで前日の38位タイから30位タイに順位を上げ、堂々の中国勢最上位につけている。