宮里美香が、待望の米女子ツアー初優勝に向けて好スタートを切った。

　同ツアーのジェイミー・ファー・トレド・クラシック（オハイオ州、ハイランド・メドーズGC）は現地時間9日、第1ラウンドの競技を終了。7アンダー64でプレーしたパーニラ・リンドベルグ（スウェーデン）が単独首位に立ったが、美香はアンジェラ・スタンフォード（米）ら5人とともに2打差の2位タイにつけた。

　31パットとグリーン上が今ひとつだったものの、パー3以外の14ホール中12ホールでフェアウェイを捉え、全18ホールでパーオンに成功する絶好調なショット。今季はウェグマンズLPGA選手権2位タイ、全米女子オープン7位タイとメジャー2試合でトップ10入りし、優勝も狙えたほどの安定感を備えているだけに、初の栄冠をつかむための準備は整っている。

　美香以外の日本勢では、金子絢香が4アンダー67の好スコアをマークして8位タイ、上田桃子は2アンダー69で31位タイにつけた。一方、宮里藍はイーブンパー71にとどまり72位タイ、片平光紀も3オーバー74を叩いて119位タイと出遅れている。

　その他の主な選手は、ステイシー・ルイス（米）、ポーラ・クリーマー（米）、セオ・ヒーキョン（韓）が3アンダー68の14位タイとまずまずのスタートを切っているが、連覇を狙うチェ・ナヨン（韓）は1アンダー70の55位タイ、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）は1オーバー72の90位タイ、モーガン・プレセル（米）は8オーバー79を叩き142位タイに低迷している。