3年ぶりの国内女子ツアー10勝目をあと一歩で逃した諸見里しのぶだが、米国時間6日発表の最新ロレックスランキング（女子世界ランキング）では134位から122位へとジャンプアップした。

　2009年には年間6勝を挙げて賞金女王争いを演じた末、最後の最後で横峯さくらに敗れた諸見里。この年最後に優勝した日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯を最後に勝利の美酒から遠ざかり、早くも3年が経っている。先週の同ツアー、ｍｅｉｊｉ カップで久しぶりに最後まで優勝争いに加わり、フォン・シャンシャン（中）、アン・ソンジュ（韓）との三つ巴のプレーオフで最初に脱落して2位タイに終わったものの、ようやく復調した様子が見えてきたところだ。

　元々、日本より前に米女子ツアーを主戦場にしたり、ワールドカップに2年連続で出場したりと、実力はある諸見里だけに、この位置にいること自体が不本意なはず。これに勢いを得て復活優勝、そしてランキング上位を目指してひたすら突き進む。

　また今週の世界ランキングでは、1位ヤニ・ツェン（台）、2位ステイシー・ルイス（米）、3位チェ・ナヨン（韓）の上位陣に変動はなく、ｍｅｉｊｉ カップでプレーオフ4ホール目にアンとの激闘を制し優勝したフォンも4位のまま。日本勢最高位の宮里藍も5位と変わっていない。フォンに敗れたアンは9位から8位へとジワリと順位を上げている。

　米女子ツアーは先週試合がなかったが、欧州女子ツアーはレディス・アイリッシュ・オープンを開催。優勝したカトリオーナ・マシュー（スコットランド）が27位から23位へとランクアップした。

　他の日本勢は、ｍｅｉｊｉ カップ初日に単独首位に立ちながら単独8位で大会を終えた有村智恵が17位、宮里美香が18位といずれも変動はない。