女子ゴルフの諸見里しのぶと佐伯三貴が8日、都内ホテルで第4回ワールドカップ女子ゴルフの日本代表記者会見を行った。2人は正月らしく揃って晴れ着姿で壇上に上がり、初代チャンピオンとなった宮里藍＆北田瑠衣組以来となるV奪還への意気込みを語った。諸見里は2年連続2回目、佐伯は初出場。大会は現地時間18日から南アフリカ、サンシティのゲイリー・プレイヤーCCで3日間開催される。

　日本が仲良しコンビでV2を目指す。この日の記者会見に晴れ着で臨むことを独断で決めたという“女子大生プロ”佐伯は、昨年の全英リコー女子オープンで日本人最高の7位タイに入りメジャーで活躍した。そんなこともあって、「（この大会への出場は）話を聞いて3秒で決めた」と海外トーナメントでのプレーには意欲満々。普段から仲の良い諸見里を「ウチのしのぶは」と呼ぶなど、お姉さんらしいところも見せていた。

　一方の諸見里は、昨季大会で上田桃子とのペアで14位タイに終わっており出場を躊躇していたようだが、最終日のフォーマットがフォアボールに変更されたことで2年連続でのプレーを決断。「（佐伯）三貴さんの期待に応えて、自分自身の成長のためにがんばりたい」と雪辱を誓った。

　大会は20か国40人が参加。初日と3日目は、各チームの2選手がそれそれのボールでプレーし各ホールの良い方のスコアを採用するフォアボールを採用。2日目は2人が1つのボールを交互に打つフォアサムを行う。昨年は伏兵のパラグアイが優勝。芝とコースコンディションが全く違う地球の裏側で、晴れ着コンビがどんなプレーを見せるのか注目される。