市原、17位タイ好発進! 首位はP.ミーサワット&R.カールバーグ
2014年1月17日(金)午前11:06
市原弘大が土壇場での来季出場権獲得に向けて好スタートを切った。
アジアンツアー最終戦 キングズカップ初日(現地時間16日/タイ、ブラックマウンテンGC)に臨んだ現在賞金ランキング97位の市原は、3バーディ、1ボギーの2アンダー70でプレー。7アンダー65で首位を並走するプロム・ミーサワット(タイ)、リカルド・カールバーグ(スウェーデン)の2人に5打差、17位タイにつけた。
今のままではクォリファイング・スクール(Qスクール)行きは確定している市原。しかも、2月12日からのファイナル・クォリファイ(タイ、スプリングフィールド・ロイヤルCC、インペリアル・レイクビューGC)ではなく、ファースト・クォリファイから受けなくてはならない。賞金ランク60位以上にジャンプアップできれば次のシーズンの出場権が得られ、そうでなくても同ランク90位(タイ)までに入れれば、ファイナル・クォリファイから出場できる。そこを狙って残り3日間、必死の戦いを繰り広げるはずだ。
日本勢でもう一人出場している片岡大育は、1バーディ、2ボギーの1オーバー73で57位タイと出遅れた。こちらは賞金ランキング28位で来季の出場権を確定させているだけに余裕はあるが、できるだけ稼いで次のシーズンにつなげたいところだ。
2006年SKテレコム・オープン以来となるツアー2勝目を地元で飾るべく、首位タイ発進したミーサワットは「去年はプレーオフで2度も負けてしまった。2勝目を飾るには集中することが大事だと自分に言い聞かせている」と7シーズンぶりの栄冠に向け、気を引き締めた。
一方のカールバーグも「風の強い中でいいプレーができた。15番でダブルボギーを叩いてしまったけれど、それでも自分のプレーができた。いいスタートだ」と笑みを見せた。恋人のパニーラさんと婚約をしたこともあり「人生すべてがうまくいっている」と幸せいっぱい。怖いものなしで勝利へ突き進む。
首位タイと1打差3位タイにはアンジェロ・キュー(フィリピン)とリン・ウェンタン(台)がつけ、4アンダー68の5位タイにプラヤド・マークセン、チャプチャイ・ニラットの地元勢がいる。市原と並ぶ17位タイにはジョティ・ランダワ(インド)、ヨハン・エドフォース(スウェーデン)、アレックス・チェイカ(独)がおり、賞金ランク2位のスコット・ヘンド(豪)はイーブンパー72で42位タイとやや出遅れ気味の初日となった。