全英オープンで大逆転優勝を飾ったアーニー・エルス（南ア）が、主戦場である米ツアーに戻り、RBCカナディアン・オープン（現地時間26?29日／カナダ、オンタリオ州ハミルトンG&CC）でプレーする。

　アダム・スコット（豪）が自滅したとは言え、最終日に2アンダー68を出した実力は、やはり完全復活と言っていいものだ。世界ランクも40位から15位まで上昇した“ビッグイージー”のプレーに注目が集まっている。

　予選ラウンドでは、いずれも全英オープン9位タイと好調なマット・クーチャー（米）、ビジェイ・シン（フィジー）の2人とプレーする。お互いに相手をリスペクトし合いながらのプレーぶりは、注目に値する。

　また、全英オープン2日目終了後に首位に立っており、3位タイに終わったブランド・スネデカー（米）も参戦。トゥルー・サウスクラシックで初優勝を果たしたスコット・スターリングス（米）と同じ組での予選ラウンドも、やはり楽しみだ。　

　また、全英オープンでは残念ながら予選落ちを喫した石川遼、先週のトゥルー・サウスクラシックで10位タイと、今季初のトップ10入りを果たした今田竜二も参戦する。

　他にジム・フューリック（米）、チャール・シュワーツェル（南ア）らも出場。今季最後のメジャー、全米プロゴルフ選手権（現地時間8月9?12日／サウスカロライナ州、キアワ・アイランド・ゴルフリゾート）までは今大会を含めて2週間しかない。次週はWGC-ブリヂストン招待（現地時間8月2?5日／オハイオ州ファイアーストーンCC）もあり、息つく暇もないプレーを続ける選手たちの戦いからは目が離せない。