ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）が、現地時間26日開幕の欧米両女子ツアー共催、エビアン・マスターズ（仏、エビアン・マスターズGC）での復活を狙う。

　シーズン序盤は相変わらずの強さを誇っていたツェンだが、ここのところウェグマンズLPGA選手権59位タイ、ウォルマートNWアーカンソー選手権予選落ち、全米女子オープン50位タイと絶不調が続いていた。

　今大会に臨むにあたりツェンは、「プレッシャーが大きくなっていただけだと思う。考えすぎて、以前と同じようにプレーしようとしすぎていた。でも、悪かった試合は2つか3つだけ。それで世界の終わりみたいに感じていた。みんなに『どうしたんだ？』って聞かれたけど、何も悪くない。毎週プレーするのは大変なこと。常にベストを尽くしたいと思っているし、この2か月のミステイクから色々なことを学んだ。準備は整った。気分も一新したし、振り返らない。何も悪いところはないと思う。練習を続けて、人生のバランスをとりたい」と、意気込みを語っている。

　女王が掲げた復活への第一歩。これに立ちはだかるのは大会連覇を狙う宮里藍を筆頭に、チェ・ナヨン（韓）、ステイシー・ルイス（米）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、フォン・シャンシャン（中）、ポーラ・クリーマー（米）ら世界ランク上位の実力者たち。

　また日本勢は、宮里藍を始めメジャー2試合で続けてトップ10入りしている宮里美香、そして上田桃子、佐伯三貴、大江香織の5人が出場。日本勢の活躍にも期待したい。