石川遼が、“新帝王”トム・ワトソン（米）と三たび、メジャーの舞台で同組対決する。

　現地時間19日開幕の今季メジャー第3戦、第141回全英オープン（英国、ロイヤルリザム＆セントアンズGC）予選ラウンドの組み合わせが発表された。石川はメジャー8勝のワトソン、2010年全米プロゴルフ選手権王者、マーティン・カイマー（独）とともに、現地時間午前9時53分（日本時間午後5時53分）にスタートする。石川は、2010年全米オープン、同年全英オープンで2度ワトソンと同じ組でプレーしているが、どちらも予選を突破しており、いいリズムでゴルフができる相手との組み合わせに笑顔を見せている。

　日本勢は全部で8人出場するが、主なところでは、初出場のルーキー藤本佳則がマスターズ王者ブッバ・ワトソン（米）、世界ランク3位で悲願のメジャータイトルを狙うリー・ウェストウッド（英）と午前9時20分（日本時間午後5時20分）にスタートする。

　また、ベテランの藤田寛之は、2010年全米オープン覇者グラエム・マクドウェル（北アイルランド）、ダスティン・ジョンソン（米）と午前9時31分（日本時間午後5時31分）に大舞台への幕を開ける。その他日本勢は、谷口徹、高山忠洋、小田孔明、武藤俊憲、市原弘大が出場する。

　一方、優勝候補たちの組み合わせも興味深い。メジャー15勝目がかかるタイガー・ウッズ（米）は午前9時42分（日本時間午後5時42分）に、ジャスティン・ローズ（英）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）とティーオフ。全英オープン初優勝を狙うフィル・ミケルソン（米）は、世界ランクNo.1のルーク・ドナルド（英）、ジェフ・オギルビー（豪）と共に同組でラウンドする。

　さらに、昨季全米オープン王者のローリー・マキロイ（北アイルランド）と一昨年の全英王者ルイス・ウーストハウゼン（南ア）、昨年の全米プロ王者キーガン・ブラッドリー（米）が同じ組。ディフェンディング・チャンピオンのダレン・クラーク（北アイルランド）は、大会2勝目を狙うアーニー・エルス（南ア）、先週の米男子ツアーで勝ったばかりのザック・ジョンソン（米）とプレーすることになっている。