国内女子ツアーのマスターズGCレディースは、兵庫県・マスターズGCを舞台に19日開幕。第1ラウンド、米ツアーから参戦しているポーラ・クリーマー（米）がノーボギーの4アンダー68で回り、上田桃子と並び首位タイ発進。1打差の3位に佐伯三貴、3打差の4位に韓智淵（韓）がつけている。

　現在、米ツアーで賞金ランキング4位のクリーマーが真価を発揮した。上田、飯島茜と同組となったこの日、1番でバーディスタートを切る。前半でさらに2つバーディを重ね、3アンダーでハーフターン。後半はスコアカード通りのプレーを続けると、15番でバーディを奪取し、4バーディ、ノーボギーの4アンダー68と完璧なスコアメイクでホールアウト。同じくノーボギーの4アンダー68で回った上田と共に、トーナメントをリードした。05年に日本ツアーで2勝を挙げている実力者が、3勝目を早くも視界にとらえた。

　一方、前週の富士通レディースで今季3勝目を飾った横峯さくらは、1バーディ、2ボギーの1オーバー73とスコアを伸ばせず、福嶋晃子、諸見里しのぶ、全美貞（韓）らと同じ9位タイで初日の競技を終えた。現在の賞金ランクは2位で、トップの上田との獲得賞金額差は約1,300万円。初の賞金女王へ向け、第2ラウンド以降は攻めのゴルフを貫きたい。

　その他、トップタイと4打差、イーブンパー72の5位タイに前大会覇者の古閑美保、アマチュアの森田理香子（京都学園高校3年）ほか。また、クリーマーと共に米ツアーから参戦しているモーガン・プレッセル（米）は出だしから3連続ボギーを叩くなど、1バーディ、5ボギーの4オーバー76と大きく乱れ、33位タイと出遅れた。