石川、池田らが日韓ゴルフ対抗戦のリベンジに挑む!
2012年7月4日(水)午前10:05
日韓ゴルフ対抗戦のミリオンヤードカップで、韓国チームに連覇を許した日本チームの面々が、その悔しさを糧に夏の北海道で爆発する。
国内男子ツアーの長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント(北海道、ザ・ノースカントリーゴルフクラブ)が5日から開幕。先週のミリオンヤードカップで敗北を喫した日本チームのメンバーも参戦し、中でも最終日に圧倒的なスコアを叩き出してシングルスで勝ちながら、チームは敗戦という悔しさを味わった池田勇太や、米ツアー5連戦後初の国内ツアーとなる石川遼の2人は、今季初優勝に向けて全力で挑む。
その他、谷口徹、藤田寛之、藤本佳則、深堀圭一郎、小田龍一、近藤共弘、谷原秀人、高山忠洋といった日本チームメンバーも全員出場。韓国勢との激闘で得た経験を形にするべく、新たなる戦いに挑む。
一方、ミリオンヤードカップには出場しなかったが、ディフェンディング・チャンピオンで一昨年の賞金王である金庚泰(韓)にも思惑がある。昨年大会では石川に4打差の圧勝を飾ったが、今季は今ひとつ。日本ツアーがシーズンに入る前にプレーした米ツアーで、飛ばしの魔力に取り付かれてしまった。飛距離のある選手が数多くいる米ツアーに参戦した者が陥りがちな罠だが、冷静なはずの金でさえ例外ではなかったのだ。
おかげで「いつも心がけていたことをすっかり忘れてしまった」と飛距離こそ伸びたが、正確なショットは鳴りを潜めて悪戦苦闘。日本ツアー5試合に出場してトップ10入りはわずか2回と低迷しているのだ。だが、すでにもとのスイングを取り戻しつつある。連覇のかかる今週は、日本勢が必死で戦うのを尻目に復活に向かって突き進む。