国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシック（愛知・南愛知CC）は16日、最終ラウンドの競技を終了。通算2アンダー8位タイから出た張娜（中）が、前日までの6打差を逆転し、今季4勝目を挙げた。2打差の2位タイには上田桃子と鬼沢信子。3週連続優勝を目指した飯島茜は6オーバー78と大きくスコア落とし、通算2アンダー8位に沈んだ。

　張娜が完璧なゴルフで勝利をつかんだ。首位の飯島と6打差でスタートしたこの日、1番から3連続バーディと最高の立ち上がりを見せる。その後はスコアカード通りのプレーを続け、3アンダーでハーフターンする。後半は11、15、17番でバーディを奪取し、最終ラウンドは6バーディ、ノーボギーの6アンダー66。通算8アンダーでフィニッシュし、2位タイに2打差をつけ、逆転Vを飾った。

　一方、前日トーナメントリーダーに浮上した飯島は、1番で幸先よくバーディを先行させる。しかし、そこからは前半だけで4ボギー、1トリプルボギーとプレッシャーからか大叩きし、優勝戦線から脱落。後半はイーブンパーで回ったが、張娜には引き離され、通算2アンダー8位と3連勝は果たせなかった。

　その他、トップと3打差から逆転勝利を狙った上田は、15番からの連続ボギーで後退し、3バーディ、2ボギーの1アンダー71。通算6アンダー2位タイで、勝った張娜に2打届かなかった。通算3アンダー6位タイに現在賞金ランク2位の全美貞（韓）。ディフェンディング・チャンピオンの福嶋晃子は、佐伯三貴らと共に通算1オーバー17位タイで大会を終えている。