米女子ツアーの新規トーナメント、マニュライフ・フィナンシャルLPGAクラシック（カナダ、グレー・サイロGC）は現地時間22日、雷のためサスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、進行が遅れ2日連続サスペンデッドが決定した。

　初日6ホールを残して暫定87位タイと出遅れていた宮里藍は、前日同様パットに苦しみ再開直後の4番（10番スタート）でパーセーブに失敗すると、7番でもボギーを叩く。直後の8番でバーディを奪い返したものの第1ラウンドを3オーバー74でホールアウトした。第2ラウンドではバーディを先行させた宮里だが、その後は全く良いところなく1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの4オーバー75とさらにスコアを崩し、通算7オーバー暫定126位タイでフィニッシュ。推定カットラインに6打足りず、昨季の全英リコー女子オープン以来およそ1年ぶりの予選落ちが確実となった。

　また第1ラウンドを11位タイの好位置でクリアし手応えを口にしていた上田桃子も、第2ラウンドは6番から3連続ボギーを叩くなどピリッとしない内容で2オーバー73。通算1アンダー暫定46位タイに後退している。

　先輩たちが苦戦する中、ルーキーの金子絢香が安定したゴルフで4バーディ、1ボギーの3アンダー68と巻き返し、上田と同じ通算1アンダー暫定46位タイに順位を上げ予選突破を確実なものに。一方、同じルーキーの片平光紀は藍と同じ通算7オーバー暫定126位タイに沈んでおり、決勝ラウンド進出は絶望的となった。

　上位争いは第2ラウンドで7アンダー64と爆発したインビー・パーク（韓）が通算9アンダーで暫定単独トップに浮上。1打差の暫定2位タイに2週前のウェグマンズLPGA選手権でツアー初優勝をメジャーで飾ったシャンシャン・フェン（中）の他、ブリタニー・ラング（米）、セオ・ヒーキョン（韓）がつける展開となっている。

　第1ラウンドで自己ベストの『63』をマークしトーナメントをリードしたサンドラ・チャンキジャ（米）は、第2ラウンドでスコアを1つ落とし、通算7アンダー暫定5位タイに後退。同じ暫定5位タイには17歳のアレクシス・トンプソン（米）、リュウ・ソヨン（韓）らがつけた。

　また単独2位から第2ラウンドをスタートさせたアンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）は通算6アンダーで暫定12位タイに後退。第1ラウンドで70位タイと出遅れていたステイシー・ルイス（米）が『64』の好スコアで通算6アンダー暫定12位タイに急浮上している。