石川、今田揃って出遅れ 上位は混戦
2014年6月20日(金)午前9:17
- この記事のキーワード
松山英樹に続く米ツアー初優勝を狙う石川遼と、復活への足掛かりをつかもうと必死の今田竜二の戦いはまだまだ険しい。
大勢のギャラリーが集まることで知られる米男子ツアーのトラベラーズ選手権は現地時間19日、コネチカット州TPCリバー・ハイランズで第1ラウンドを行い、8アンダー62でプレーしたブレンダン・スティール(米)が単独トップ。バド・コーリー(米)、ライアン・ムーア(米)の2人が1打差で追走する展開となっている。首位から4打以内に27人がひしめく混戦模様だが、そんな中で石川と今田は良いプレーを見せられなかった。
10番からスタートした石川は、16番パー3でバーディを奪う幸先の良い出だし。だが、17番で第2打が池につかまってボギーにしてしまう。4番ボギーで1オーバーとなるが、7番で2.5メートルをねじ込んで何とかイーブンパー70でホールアウトした。しかし、バーディ量産コースでこれでは上位に行けず、首位とは8打差76位タイ。予選通過が気になる位置に甘んじることになってしまった。
今田も苦しい戦いを強いられた。8番、9番連続ボギーの後、12番でバーディを奪ったが、この後も思うようなプレーができない。13番、15番とボギーを重ね、3オーバー73の132位タイ。こちらも週末プレーすることが危ういポジションだ。
首位のスティールは、出だしの1番で残り129ヤードの第2打をカップに放り込むイーグル発進で波に乗った。11番からの3連続バーディの後の14番で「『59』(が出せるかどうか)について考えた。だからスローダウンしたんじゃないかな?」と苦笑する通り、ピタリと勢いが止まったが、それでも1イーグル、6バーディ。2011年バレロ・テキサス・オープンで優勝経験はあるものの、その後は今一つで先週の全米オープン出場もかなわなかった。その悔しさを糧に、ツアー2勝目に向けて突っ走る。
その他の主な選手は、5アンダー65の9位タイに、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ブラント・スネデカー(米)、崔京周(韓)。キーガン・ブラッドリー(米)、マット・クーチャー(米)、ダスティン・ジョンソン(米)が4アンダー66で16位タイにいる。バッバ・ワトソン(米)は3アンダー67で28位タイ。