メジャー前哨戦で今季自己ベストの成績を収めた宮里美香が、米国時間4日発表の最新ロレックスランキング（女子世界ランキング）で36位から29位へ順位を上げた。

　今季は思うような結果が出ずに苦しんでいた宮里美香だが、米女子ツアー今季メジャー第2戦のウェグマンズLPGA選手権（現地時間7?10日／ニューヨーク、ローカスト・ヒルCC）の前哨戦、ショップライトLPGAクラシックで輝きを取り戻した。初日を首位タイで終えると、2日目はスコアを落としたものの、最終日に3アンダー68をマークして優勝したステイシー・ルイス（米）、単独2位のキャサリン・ハル（豪）に続く3位タイでフィニッシュ。大一番を翌週に控えた大事な一戦で好結果を残し、一気にロレックスランクをトップ30圏内まで上昇させた。

　上位陣では1位ヤニ・ツェン（台）、2位ナ・エン・チョイ（韓）の2人に変動はないが、ツアー通算3勝目を飾ったルイスが4ランクアップの3位に躍進。同大会10位タイの宮里藍は4位をキープし、ルイスの浮上に伴いスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が3位から5位へ、クリスティー・カー（米）が5位から7位にそれぞれ順位を落としている。

　また、優勝したルイスからは4打差ながら、単独2位の好成績を収めたハルが67位から45位に急浮上。5位タイに入ったアレクシス・トンプソン（米）も25位から21位に、8位タイフィニッシュのポーラ・クリーマー（米）も13位から11位へランクアップした。

　国内女子ツアーのリゾートトラストレディスの結果も大きく反映された。優勝した全美貞（韓）が27位から23位に、単独2位の李知姫（韓）が16位から14位に、単独3位の井芹美保子が133位から121位に、4位タイの笠りつ子が42位から40位へ浮上している。

　その他の主な日本勢は、有村智恵が17位と変わらず、横峯さくらは全の躍進に伴い1ランクダウンの24位となった。