初日に続きサスペンデッドとなった2日目、宮里藍がリーダーボードを駆け上がった。

　米女子ツアーのウェグマンズLPGA（ニューヨーク州ピッツフォード、ロカストヒルCC）は現地時間の26日、日没順延となった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行った。だが、この日も荒天により約4時間の中断に見舞われ、最終組が7ホール目までプレーしたところでサスペンデッドが決まった。

　午後5時半過ぎ（現地）にようやく10番ホールから第2ラウンドをスタートした宮里（藍）。第1ラウンドにスコアを伸ばしたインコースでまずは2つのバーディ奪取に成功すると、折り返し直後の2番、3番を連続バーディとした。4番を終了したところで続きは27日に持ち越され、この日ノーボギーの4アンダー。通算4アンダーは暫定13位タイに順位を上げた。

　今季はここまですでに5度のベスト10入りを果たし、ドライビングディスタンス、平均スコア、バーディ数など、すべての部門で上位につけ完全復活を印象づけている。アメリカデビュー4年目にして「勝つ準備は整った」と語っており、今後の展開に期待が持てそうだ。

　またルーキーの宮里美香も健闘中。この日は1バーディ、1ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせなかったが、通算3アンダーは暫定16位タイとまずまず。初日「好調」だと語っていたパッティングが再び決まれば、上位進出も夢ではない。しかしスランプ脱出を目指す上田桃子は3連続ボギーを叩くなどふるわず、スコアを2つ落として通算3オーバー暫定97位タイ。予選突破は難しい状況に陥っている。

　上位は第1ラウンドで『65』の好スコアをマークした申智愛（韓）が第2ラウンドでも4つスコアを伸ばし、通算11アンダーで暫定トップに浮上。今季すでに1勝を挙げている申は「パッティングが特に良かった。試合前の火曜日に時間をかけて練習した成果が出た。このまま週末も好調を維持したい」と2勝目に意欲を見せた。

　3打差の暫定2位にモーガン・プレセル（米／14ホール終了）。通算7アンダー暫定3位タイにサンドラ・ガル（独）、ステイシー・ルイス（米／15ホール終了）、クリスティー・マクファーソン（米／14ホール終了）、ミッシェル・ウィー（米／12ホール終了）がつけている。

　尚、タイガー・ウッズ（米）の姪でアマチュアのシャイアン・ウッズ（米）は10ホールを終えて通算1オーバー。暫定63位タイで予選通過圏内で踏ん張っている。