欧州ツアーのマデイラ・アイランド・オープンが現地時間10日、ポルトガルで開幕する。

　同大会は、ロバート・トレント・ジョーンズSr.設計のサント・デ・セラがその舞台。大会の賞金総額67万5,000ユーロ（約7,000万円）は、欧州レギュラーツアーとチャレンジツアーの両方に加算される特殊なもの。レギュラーツアーとしては決して高い賞金ではないが、チャレンジツアーでは破格なものとなるため、そちらが主戦場の選手たちは目の色を変えて臨むことになる。

　さらに今週はトッププレーヤーたちが米男子ツアーの“準メジャー”、ザ・プレーヤーズ選手権（現地時間10?13日／フロリダ州、TPCソーグラス）に軒並み出場するとあり、チャレンジツアーの選手たちはこのチャンスを逃す手はないと目の色を変えてプレーする。

　4年ぶりにサント・デ・セラで行われる同大会だが、この地が舞台となった2003年大会で、3日目に『60』を叩き出し8打差の圧勝を飾ったブラッドリー・ドレッジ（ウェールズ）も出場。「マデイラ島に来るのはいつも楽しみ。7?8フィート（約2.13?2.43メートル）のパットを入れれば、『59』が出たんだけど残念ながら外してしまった。“16番で『59』に届くかな”と考えて、17番も近かったけど入らなかった。プリファードライ（拾い上げてプレースしても良いライ）でプレーしていたから公式記録については考えていなかったけどね」と振り返り、再びビッグスコアを出そうと意気込んでいる。

　なお、今大会に日本勢は出場しない。