Gマックことグラエム・マクドウェル（北アイルランド）が、米国時間22日発表の最新世界ランキングで18位から8位に浮上した。

　2010年全米オープン王者のマクドウェルだが、それ以来、勝利の女神に見放されていた。だが、先週の米男子ツアー、RBCヘリテイジのプレーオフで、昨季の全米オープン覇者であるウェブ・シンプソン（米）を撃破。復活優勝の勢いに乗って次のメジャー大会、全米オープン（現地時間6月13?16日／ペンシルベニア州、メリオンGC）で2度目のタイトルに挑む。

　1位タイガー・ウッズ（米）、2位ローリー・マキロイ（北アイルランド）、3位アダム・スコット（豪）、4位ジャスティン・ローズ（英）の上位陣に変動はないが、RBCヘリテイジ3位タイのルーク・ドナルド（英）が6位から5位に浮上。それによりブラント・スネデカー（米）が5位から6位に後退している。

　また、国内男子ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップで43歳にしてツアー初優勝を飾った苦労人、塚田好宣は501位から278位へと大躍進した。同大会2位タイの2人は、小田孔明が145位から130位に、上井邦浩が295位から248位へとそれぞれランクアップ。4位タイに入ったアラフォーコンビは、藤田寛之が57位から54位にランクアップして日本人最上位をキープし、谷口徹は119位から112位に浮上している。

　欧州ツアー史上最長タイの9ホールに及ぶプレーオフの末、オープン・デ・エスパーニャで優勝したラファエル・ジャクリン（仏）が146位から94位にジャンプアップ。プレーオフでジャクリンに敗れた2人も、フェリペ・アギュラー（チリ）が169位から134位に、マクシミリアン・キーファー（独）が418位から287位へと大きく順位を上げている。

　その他の日本勢は、RBCヘリテイジ最終日に崩れて48位タイに終わった石川遼は113位で前週までと変わらず、東建ホームメイトカップでプロデビューした松山英樹は163位から159位に浮上している。