昨年、悔しい思いを味わった米女子ツアー、モービル・ベイLPGAクラシック（アラバマ州、RTJゴルフトレイル）にリベンジをかけて臨んでいる17歳の“レクシー”ことアレクシス・トンプソン（米）が、首位に3打差の21位タイとまずまずのスタートを切った。

　レクシーは現地時間26日に行われた第1ラウンドを4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り、5アンダー67をマークしたリンジー・ライト（豪）、ケイティー・ファッチャー（米）、ジェニファー・ロザレス（フィリピン）、キャロライン・ヘドバル（スウェーデン）の首位グループ4人を追う。

　初優勝を目前にしながら最終日に自滅した昨季大会（アブネットLPGAクラシック）の経験を糧にその後、米ツアー、欧州ツアーの両方で見事に優勝を果たしたレクシー。今度は悔しい思い出と貴重な経験をくれた大会で米ツアー2勝目を飾るべく、ひたすら自分のゴルフを貫くつもりだ。

　首位に1打差の5位タイには、モーガン・プレセル（米）、ステイシー・ルイス（米）、ヨー・スヨン（韓）ら実力者がひしめき、先週宮里藍に惜敗したアザハラ・ムニョス（スペイン）は、3アンダー69で13位タイ発進と今週こそ優勝を狙っており、激戦必至の展開となっている。

　日本勢は、野村敏京が1アンダー71で36位タイと上位進出を狙える位置にいるが、金子絢香は3オーバー75を叩き100位タイと出遅れている。