宮里藍がツアー8勝目に向けて首位タイに躍り出た。

　3年ぶりにハワイで開催されている米女子ツアー、LPGAロッテ選手権（ハワイ州、コオリナGC）は現地時間19日、第2ラウンドの競技を終了。首位に3打差の12位タイからスタートした宮里はこの日、会心のゴルフを披露した。1番で幸先の良いバーディを奪取すると、その後もフェアウェイキープ率100％、18ホール中14ホールでパーオンさせるなどショットの冴えを見せた。結局、14番からの3連続バーディを含む7バーディ、ノーボギーの7アンダー65をマークして通算8アンダー。アザハラ・ムニョス（スペイン）と並んでトーナメントを引っ張っている。

　今季はこれまで何度も優勝争いをしながら、いずれもロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のライバル、ヤニ・ツェン（台）に阻まれてきた。だが、2週間前にコーチである父の優氏にしっかりと見てもらい調整したパッティングも好調の今大会こそ、今季初Vにつなげたいところだ。

　その他上位陣は、首位に2打差の3位タイにクリスティー・カー（米）、ジミン・カン（韓）がつけ、通算5アンダー5位タイにスーザン・ピーターセン（ノルウェー）、ミーナ・リー（韓）、ブリタニー・ラング（米）が続く展開。通算4アンダー8位タイにはポーラ・クリーマー（米）、アンジェラ・スタンフォード（米）、インビー・パーク（韓）、申智愛（韓）の実力者4人がつけている。

　また、ロレックスランクキングNo.1のヤニ・ツェン（台）は、この日イーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算3アンダーでモーガン・プレセル（米）、ブリタニー・リンシコム（米）、リュウ・ソヨン（韓）らとともに12位タイに甘んじている。

　他の日本勢は、上田桃子が3アンダー69で回って通算1アンダー28位タイ、金子絢香は通算イーブンパー72のラウンドで通算2オーバー49位タイで予選を通過した。一方、宮里美香は1オーバー73でプレーしたが、初日の出遅れを取り戻すことができず通算5オーバー87位タイで予選落ちを喫した。

　地元ハワイでの大会で最も注目されていたミッシェル・ウィー（米）は、この日も1番パー5で『9』を叩くなどして4オーバー76を叩き、通算10オーバー126位タイで無念の予選落ちに終わった。

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