石川、予選突破確実! L.ドナルドは暫定4位タイ
2013年4月20日(土)午前9:41
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強風が吹く難コンディションの中、石川遼が今季初の2週連続予選突破を確実にした。
米男子ツアーのRBCヘリテイジは現地時間19日、サウスカロライナ州のハーバータウンGLを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、夕方になって雷雲が近づきコンディションが悪化したためサスペンデッドが決定した。
暫定ながら首位に並んだのがケビン・ストリールマン(米)、チャーリー・ホフマン(米)、スティーブ・レビラン(米)の3人で通算6アンダー。1打差の暫定4位タイに今季初優勝を狙うルーク・ドナルド(英)とビル・ハース(米)が並び、通算4アンダー暫定6位タイに日本でもお馴染みのドンファン(韓)、メジャーチャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、前週のマスターズで優勝争いを演じたマーク・リーシュマン(豪)らがつける展開となっている。
首位タイのストリールマンは先月のタンパベイ選手権でツアー初優勝を飾ったばかり。そのときも同週開催の米女子ツアーで同じメンタルコーチに師事する宮里藍が優勝争いを演じていたが、今週もまた同門(ピア・ニールソン&リン・マリオット両女史に師事)の2人が男女両ツアーで優勝争いを賑わしている。
一方、この日7位タイからスタートした石川遼は序盤アプローチのミスが目立ち2番、3番で連続ボギーを叩いたが、6番パー4でバンカーからの第2打をピタリと寄せてバーディ。続く7番パー3、8番パー4でもショットとパットが噛み合い3連続バーディ奪取に成功した。
後半再び2つのボギーを叩いたが、1オーバー72とスコアを落としながらも通算2アンダーでジェイソン・デイ(豪)らと並ぶ暫定25位タイに踏みとどまった。順位的には18ランクのダウンだが、石川にとっては前週のマスターズに続く2週連続予選突破を確実とし、ホッと一息ついたところ。トップグループとはわずか4打差。残り2日、さらに風は強くなりそうだが、粘って上位進出を目指してもらいたい。
現時点でのカットラインは通算1オーバー。現在フェデックスカップポイントランク2位のブラント・スネデカー(米)は通算2オーバー暫定71位タイと予選通過が微妙なところ。通算4オーバー暫定98位タイのビジェイ・シン(フィジー)、アーニー・エルス(南ア)らは決勝ラウンド進出が絶望的な状況だ。