宮里藍が今季初優勝に向けて好スタートを切った。

　3年ぶりにハワイを舞台に開催されている米女子ツアー、LPGAロッテ選手権（ハワイ州、コオリナGC）は現地時間18日、第1ラウンドの競技を終了。宮里は4バーディ、3ボギーと出入りの激しいゴルフながら1アンダー71で回り、4アンダー68で首位に立ったベス・ベイダー（米）に3打差の12位タイにつけた。

　パー3を除く14ホール中11ホールでフェアウェイをキープ。さらに18ホール中13ホールでパーオンするなど安定したショットを披露した宮里は、ツアー通算8勝目を目指して突き進む。

　首位に1打差の2位タイには、ヤニ・ツェン（台）、申智愛（韓）、アンジェラ・スタンフォード（米）、ブリタニー・ラング（米）の4人がつけており、さらに1打差の6位タイにはクラフト・ナビスコ選手権優勝のヨー・スヨン（韓）、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、クリスティー・カー（米）、ブリタニー・リンシコム（米）ら実力者たちが続き、大会は混戦の様相を呈している。

　また、地元ハワイ出身の人気者ミッシェル・ウィー（米）は「このコースにはたくさんの特別な思い出がある。フィールズオープンが行われたこともあるけど、毎日練習に来ていたこともある。（2週間前の）クラフト・ナビスコ選手権が終わってからまっすぐここに来たくらい。試合が始まるのが待ちきれない」と、抱負を語っていた。だが、この日は6オーバー78を叩いて112位タイと期待はずれの初日となってしまった。

　他の日本勢は、上田桃子と金子絢香が2オーバー74のラウンドで52位タイ、宮里美香は後半に崩れ4オーバー76を叩いて85位タイと出遅れている。