宮里藍が連覇に向け好位置をキープした。

　米女子ツアーのLPGAロッテ選手権は現地時間18日、ハワイ州のコオリナGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンの藍は7バーディ、3ボギーのラウンドで通算9アンダーまでスコアを伸ばし、前日の6位タイから首位と1打差の単独2位に浮上した。

　この日の藍はスタートの10番でいきなりボギーを叩き、11番バーディの後の12番もボギー。14番でもボギーとしてしまい、一時は通算3アンダーまでスコアを落としたが、ここからの巻き返しがすごかった。15番で一つ取り返して通算4アンダーで前半を折り返すと、後半は3番から3連続を含む5バーディ（ノーボギー）を量産して4アンダー68でフィニッシュ。通算10アンダーでこの日単独首位に立ったスーザン・ピーターセン（ノルウェー）に1打差でピタリと追走しており、連覇を射程位置に捉えた。

　その他の上位選手では、通算7アンダー3位タイにセオ・ヒーキョン（韓）、キム・ヒョージュ（韓）、ベアトリス・リカーイ（スペイン）の3人がつけ、通算6アンダー単独6位にステイシー・ルイス（米）。前日単独首位の17歳アリヤ・ジュタヌガーン（タイ）は3ボギー、1ダブルボギー（2バーディ）を叩くなどこの日はふるわず。スコアを3つ落として通算5アンダーで朴セリ（韓）らと並ぶ7位タイに後退している。

　先日ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1に浮上したインビー・パーク（韓）は通算3アンダー19位タイ、15歳のアマチュア、リディア・コ（ニュージーランド）は通算2アンダー28位タイ。ヤニ・ツェン（台）、ポーラ・クリーマー（米）、モーガン・プレセル（米）、カリー・ウェブ（豪）らは通算1アンダー37位タイで2日目を終えた。

　日本勢では、宮里美香が通算イーブンパー47位タイで予選を通過したが、上田桃子は通算3オーバー78位タイで今季初の予選落ちを喫している。