松山27位タイ、2年連続ローアマに前進!
2012年4月8日(日)午前8:19
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日本人初のローアマに輝いた昨年に続き、松山英樹が満場のパトロンを湧かせている。
ゴルフの祭典マスターズ(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)は現地時間7日、第3ラウンドの競技を終了。31位タイからスタートした松山はムービングデーにスコアを伸ばすことは出来なかったが、イーブンパー72にまとめて通算1オーバー27位タイとわずかながら順位を上げた。これでタイガー・ウッズ(米)さえ成し得なかった2年連続ローアマと、来年の出場権獲得(16位以内)が可能なポジションを確保したことになる。
出だし直後の2番パー5で絶妙なアプローチでバーディを奪う幸先の良い滑り出し。好調なショットに加え、この日は小技も冴えて前半2つ目のパー5である8番でもバーディを奪取した。しかし後半はチャンスにパットが決まらず、スコアを伸ばしたい13番パー5でティーショットを林に入れてボギーを叩くと、15番パー5もクリークにつかまりパーセーブならず。パー5以外のすべてのホールをパーに収めてイーブンパーフィニッシュとなった。
惜しむらくは9番。完璧に打ったはずのバーディパットがわずかに外れ「あれが入っていれば流れが変わったかもしれない」と本人。そこでバーディが決まっていれば後半のチャージもあったということだろう。しかしゴルフにたらればは禁物。残り18ホール、全力でオーガスタに挑んでもらいたい。
アマチュアで唯一予選突破を果たした昨季大会とは違い、今年は全米アマチュアゴルフ選手権チャンピオンのケリー・クラフト(米)と同準優勝のパトリック・キャントレー(米)の2人が決勝ラウンド進出を果たしている。しかし現時点でクラフトは通算10オーバー単独61位、カントレーは通算7オーバー52位タイと下位に低迷中。ゴルフは最後まで何があるかわからないが、現状では松山が断然に有利。日本が誇る大型プレーヤーが偉業に挑戦する。
尚、「20歳でマスターズ優勝」の壮大な目標を掲げていた20歳の石川遼は予選で姿を消している。