P.ミケルソン、前哨戦で3位タイ発進!
2013年7月12日(金)午前11:20
第142回 全英オープン(現地時間18?21日、スコットランド、ミュアフィールド)初制覇を狙うフィル・ミケルソン(米)が、前哨戦である欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープン(11日/スコットランド、キャッスル・スチュワートGL)第1ラウンドで好発進を切った。
世界ランク471位のジョン・パリー(英)が8アンダー64で単独トップに立ち、サイモン・カーン(英)が1打差の2位で追走しているが、ミケルソンはパリーに2打差3位タイ。トップに3打差以内に22人がひしめく混戦模様の中、しっかりとメジャー4勝の実力を見せ付けた。
「いいスタートが切れてすごくうれしい。ここ2?3年は、こんなスタートはできなかったから」と笑みを見せたミケルソン。10番からスタートしたこの日は、いきなり3パットのボギーを叩いたが「これまでも、ボギースタートなのに良いスコアが出た日がたくさんある。だから気にしなかったよ」と平常心でプレー。11番パー5で4.5メートルのパットを沈めてイーグルを奪い波に乗った。随所にミケルソンらしいプレーを披露し、1イーグル、6バーディ、2ボギー。先週の米男子ツアー、ザ・グリーンブライヤー・クラシックで予選落ちした影響など微塵も感じさせず、今大会で勝って次週の大一番に備えようとしている。
一方、首位のパリーは、2011年にシード権を失って以来、初の欧州ツアー首位に立った。今季は初めてのメジャー大会だった全米オープンでも28位タイと健闘しており、実力の片鱗を覗わせている。果たして、実力者たちが揃う大会で勝利を挙げることはできるのか?
トンチャイ・ジェイディ、キラデク・アフィバーンラトのタイ勢らがミケルソンと並ぶ3位タイにつけており、ジーブ・ミルカ・シン(インド)、リチャード・スターン(南ア)らが5アンダー67で10位タイ。メジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)は、2アンダー70で68位タイ、アーニー・エルス(南ア)も、イーブンパー72で118位タイと出遅れている。