フレッド・カプルス（米）が、昨年の悔しさを晴らしにショールクリーク（アラバマ州）に乗り込んでくる。

　米チャンピオンズツアーの今季メジャー初戦、リージョンズ・トラディションが現地時間15日、ショールクリークを舞台に開幕。連覇を狙うデビッド・フロスト（南ア）や、今季も絶好調のベルンハルト・ランガー（独）ら81人のいぶし銀たちが勢揃いする。そんな中で、静かな闘志を燃やしているのがカプルスだ。

　昨季大会では、激しい優勝争いを繰り広げたものの、ジョン・クック（米）とともに1打差でフロストの前に屈している。今季は同ツアーで5試合に出場していずれもトップ5入り。東芝クラシックで優勝、2位（タイを含む）が2回と、いつ次勝ってもおかしくない状況なだけに、ここでビッグタイトルを手にしたいところだ。

　ランガーは今季も、出場7試合のうち2勝を含めトップ3入りが6試合と相変わらずの強さを見せている。昨季大会は10位タイとランガーにしては今ひとつだったが、それでも最終日に「63」を叩き出しており、決してコースとの相性が悪いわけではない。もちろん、チャールズ・シュワブカップポイントランキング首位を快走しているのは言うまでもなく、ここでさらにポイントを稼ぐ気満々だ。

　予選ラウンドで、ランガーがケニー・ペリー（米）、ジェフ・スルーマン（米）と、カプルスがトム・ワトソン（米）、ジェイ・ハース（米）と同組でプレーするメジャー第1戦。今年も激戦必至の様相を見せている。

　尚、昨季のシニアPGA選手権王者、井戸木鴻樹は出場しない。