リーダーボードは乱高下 パラグアイの伏兵がトップ浮上!
2013年7月6日(土)午前9:46
初日のトーナメントリーダーが大きく後退する中、ツアー未勝利の伏兵が単独トップに躍り出た。
濃霧のためスタート時間が1時間繰り下がった欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランス第2ラウンド(現地時間5日/仏、ル・ゴルフ・ナショナル)、2日連続で3アンダー68をマークしたファブリツィオ・ザノッテイ(パラグアイ)が前日の3位タイから単独首位に浮上した。
世界ランク391位の伏兵はリーダーボードの最上段に立つと「ベリーハッピー」と満面の笑み。「ティーショットにちょっと苦しんだけれどパットに救われた。タフなコンディションの中、2日連続の68にはとても満足。この調子で残り2日も楽しみたい」と念願のツアー初Vを視野に入れた。これまで3度2位(タイを含む)に入りながら優勝まで遠かった30歳は今度こそ巡ってきたチャンスを活かしたいと意気込んでいる。
1打差の2位タイにここのところ調子を上げているベテランのトーマス・ビヨーン(デンマーク)、ソレン・ケルドセン(デンマーク)、リチャード・スターン(南ア)が並び、通算4アンダー5位タイに前週地元で予選落ちを喫し雪辱を期すグラエム・マクドウェル(北アイルランド)の他、サイモン・ダイソン(英)らがつける展開となっている。
その一方で初日トップのアンダース・ハンセン(デンマーク)はこの日、前日より12打悪い7オーバー78の乱調で通算2オーバー44位タイに急降下。やはり前日3位タイの好発進を切ったマーティン・カイマー(独)も5オーバー76と崩れ44位タイに後退した。さらに世界ランク8位のルーク・ドナルド(英)、同20位のイアン・ポルター(英)も44位タイに低迷している。
また、マット・クーチャー(米)はスコアを4つ落としながら通算3オーバー53位タイとカットラインぎりぎりで予選をクリアしたが、アクシネット社の御曹司、ピーター・ユーライン(米)は通算6オーバー93位タイで決勝ラウンド進出を逃している。